二月に香港に行ってきました。
香港ネズミーランドに行く予定で、そのことをブログのネタにするつもりだったのですが...
香港国際空港からセントラル駅に着いてタクシーに乗り込もうとした瞬間、転勤族で現在三重に住んでいる兄嫁から電話がかかってきたのです。
内容は、父が急に倒れて救急で運ばれたと義母(メイクイ母)から連絡があり、現状把握が出来ていないけれど... とのこと。
状態によっては予定通り香港に滞在する予定でしたが、どうも不安になり大急ぎで帰りのチケットを手配したものの、帰国便は次の日。それでも
Touch-and-goとはこのことです。
その夜、私は父に何の言葉も、お別れの言葉も言えないまま、父は息を引き取りました。
死亡原因は、動脈瘤破裂による失血死であまりにも急な死でした。享年70歳の若さでした。
身体を横にして全く眠れない夜を過ごしていると突然、頭をトントンと誰かに優しく叩かれました。とても不思議な感覚でした。
結局、私だけが父にお別れが言えなかったので、そんな私の元に父はお別れを言いに香港まで来てくれたのだと信じています。
居ても立ってもおられず、何時間も前にチェックインを済ませ、空港内をウロウロしながら色んなことを考えていました。
年々、頑固になっていく父と会えばいつも喧嘩(小競り合いレベル)ばかりしてましたが、今度会ったらあれもこれも言ってやろう!と思っていたのに言えないなんて酷いなーと椅子に腰を掛け、子供のように足をぶらぶらさせながら何度も何度も繰り返しそのことばかり思っていました。
しかーーーーーーーーーーーーーーし、帰国してからが大変で、そんな文句すら思い出さず、泣くことも出来ないくらい人生最大に大忙しでした。
葬儀の後、兄は出張、母は突然の夫の死に呆然としたまま。
檀家に入り、仏事のしきたりをお寺様に学び、お仏壇選びから法要の手配は全て私の仕事となりました。
なので、今ならパワーポイントで仏事(真言宗限定)を紹介出来るくらいの有識者となれそうです。
もし、この知識を母の時まで持続できれば、「メイクイさんは素晴らしい!」と近所や親戚の人から褒められるのでは...
とブラックな事が脳裏をかすめております。有識者になれても煩悩だらけです。
そんなこんなでもう数ヶ月...
ソウルメイト(勝手に)のkahroさんとうきこさん(名指し)が、私の放ったらかしのブログを心配して下さってる筈(思い込み)ですから、そろそろブログを再開します。